こんにちは、イノウエです。
トレッキング好きのみなさん、突然ですが
『8,753』
この数字なにかわかりますか?
正解は、この記事を執筆している時点で『トレッキングポール』とAmazonで検索すると、ヒットする商品数です。
トレッキングをこれから始める人や、最近トレッキングを始めた人で
トレッキングポール欲しいな・・・でもどうやって選べば?
色々ありすぎてよくわからん
と思っている人、多いと思います。
しかし、8,000以上ある商品の中から、自分にピッタリのトレッキングポールを見つけるのは、初心者にとっては至難の業…
実際に私が初めて買った安価なトレッキングポールは、登山開始1時間でグリップがはずれ、滑って握りにくい、ただの金属の棒になってしまいました。
そこでこの記事では、トレッキング歴7年の私が、失敗しないトレッキングポールの選び方を、初心者にも分かりやすく解説します。
ざっくり結論を言っておくと、トレッキングポールを選ぶときに重要なのは、違いを知り自分に合ったものを選ぶことです。
その理由は、商品によってそれぞれメリット・デメリットがあり、使う人の体型や体力・用途によって適したものが変わってくるから。
この記事を読んでもらえば、8,000を超える商品の中から、あなたにピッタリのものを絞りこめて、購入して使用した時に
「全然自分に合ってなくて使いづらいな…」
なんてことは無くなります!
後半では人気メーカーと安心して使用できる商品を紹介するので、あなたにピッタリのトレッキングポール選びの参考にしてください!
トレッキングポールの役割
トレッキングにおいてトレッキングポールは、歩行の補助をしてくれる便利な道具です。
不安定な登山道を歩くのは、足に想像以上の負担がかかる…
そこでトレッキングポールを使用し、腕でも身体を支える事で、負担を分散させるわけです。
スキーのクロスカントリーをイメージしてもらえば分かりやすい思います。ストックを使用してバランスをとったり、推進力を得て坂を登ったりしていますよね。登山において同じような役割をしてくれるのが、トレッキングポールです。
トレッキング中の各シーンで期待できる効果は以下の3つ
- 登りでは推進力を得られる
- 下りでは膝や腰への負担を軽減
- 不安定な道で支えとなり転倒を防止
その他にも、正しい歩き方を癖づけるのをサポートする効果も期待できるので、初心者が持っていて損はないです。
トレッキングポールを使用することで、より安全で快適にトレッキングを楽しむことができます。
トレッキングポールの選び方
一言にトレッキングポールといっても、様々な形状や材質のものがあります。
詳しく違いを解説していきますが、最も重要なのは用途に合ったものを選ぶこと。
あなたがどんなシーンでトレッキングポールを使うのか、イメージしながら読み進めていただければ、トレッキングポール選びで失敗することはなくなります。
まずは各所の名称を知ろう
グリップの形状はI型とT型
グリップの形状は主に以下の2種類です
- I型
- T型
それぞれの特徴を解説していきますので、どっちが自分のスタイルに合うか検討してみてください。
『I型』は起伏の多い登山道にオススメ
平坦な道メインやハイキングなら『T型』
シャフトの材質はアルミかカーボン
シャフトの材質は主に以下の2種類です
- アルミ製
- カーボン製
どちらにもメリットとデメリットがあるので、それぞれ解説していきます。
アルミ製
カーボン製
収納方式は『テレスコーピング式』と『折りたたみ式』
トレッキングポールは使わないとき、ザックに収納できるようコンパクトにすることができます。
その方法は主に、以下の2種類
- テレスコーピング式
- 折りたたみ式
どちらを選ぶかは、用途と好みによって人それぞれです。
テレスコーピング式
望遠鏡(テレスコープ)のように伸縮するので、テレスコーピング式といいます。
折りたたみ式
コードで繋がった複数のシャフトを分解し、折りたたんで収納します。
使用サイズは『身長×0.63』で選ぶ
選ぶ際、使用サイズもしっかりとチェックしましょう。
平坦な道での使用を想定し、身長(cm)×0.63を基準に自分に適切な長さを算出します。
使用者の身長 | 適応サイズ(身長×0.63) |
150cm | 94.5cm |
155cm | 97.65cm |
160cm | 100.8cm |
165cm | 103.95cm |
170cm | 107.1cm |
175cm | 110.25cm |
180cm | 113.4cm |
185cm | 116.55cm |
190cm | 119.7cm |
人気メーカーの商品を紹介
Black Diamond(ブラックダイヤモンド)
Black Diamond(ブラックダイヤモンド)は、1989年クライミング用品メーカーとして設立。現在では、クライミングに限らず、トレッキングなど大自然でのアクティビティをサポートするアイテムを開発・販売し、全世界のハイカーやアルピニストから高い支持を得ている。
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ディスタンスFLZ
人気の折りたたみ式アルミモデル!簡単に高さ調節が可能
丈夫なアルミのボディに、通気性と吸湿性に優れたEVAフォームグリップとグリップエクステンションを採用したディスタンスFLZ。
収納方式は折りたたみ式。「フリックロック2」という独自のシステムで状況に応じて15㎝~20㎝の長さ調節が可能です。
シャフトの形状 | I型 |
シャフトの材質 | アルミ |
収納方式 | 折りたたみ式 |
重量 | 420g(110~125cm) |
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) トレイル
迷ったらコレ!人気メーカーの高コスパモデル
トレイルは、テレスコーピング式の収納方式に、全段アルミシャフトを採用。
ブラックダイヤモンド製品の中ではリーズナブルで、初めてのトレッキングポールにおすすめの商品です。
シャフトの形状 | I型 |
シャフトの材質 | アルミ |
収納方式 | テレスコーピング式 |
重量 | 486g |
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ディスタンスカーボンZ
シャフトにカーボン採用!軽量で高い携帯性の定番モデル
ディスタンスカーボンZは、その名のとおりシャフトの素材にカーボンを採用しているのが特徴。
同じディスタンスのアルミモデルの同じ長さと比較して、約55gも軽量になっている。
少しでも荷物を軽くしたい人におすすめです。
シャフトの形状 | I型 |
シャフトの材質 | カーボン |
収納方式 | 折りたたみ式 |
重量 | 276g(110㎝) |
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ウィメンズトレイルコルク
おしゃれなコルクグリップの女性用モデル
女性用トレッキングポールの定番、ウィメンズトレイルのコルクグリップバージョン。
扱いやすいテレスコーピング式で、シャフトにはアルミを採用。
コルクグリップは手なじみが良く、なによりおしゃれなのでザック挿しているだけでも映えます。
シャフトの形状 | I型 |
シャフトの材質 | アルミ |
収納方式 | テレスコーピング式 |
重量 | 486g |
LEKI(レキ)
LEKI(レキ)は、トレッキングポールの代名詞ともいえる有名メーカー。
約50年前にトレッキングポール「マカルー」を開発してから、常に進化を続けており、高品質で信頼性の高い製品は、多数のアスリートから高い支持を得ています。
LEKI(レキ) ジャーニーライト
高いコスパで最初の一本におすすめ
一流ブランドLEKI(レキ)の中では、かなりリーズナブルな部類に入るジャーニーライト。
しかし作りはしっかりとしており、伸縮方式は簡単に伸縮できるテレスコーピング式。
「ちゃんとしたものがいいけど、いきなり高価なものはちょっと…」という人におすすめです。
シャフトの形状 | I型 |
シャフトの材質 | アルミ |
収納方式 | テレスコーピング式 |
重量 | 約510g |
LEKI(レキ) マカルーFXカーボンAS
進化を続ける歴史的名品
先端のシャフトだけアルミにすることで、アンチショックシステムを搭載することを可能にしたマカルーFXカーボンAS。
そうすることで軽量なカーボンベースでありながら、さらに衝撃吸収性を高めています。
グリップにはLEKI(レキ)の新グリップ『AERGON AIR』を搭載し、斜面の急な変化にも柔軟に対応できます。
シャフトの形状 | I型 |
シャフトの材質 | カーボン/アルミ |
収納方式 | 折りたたみ式 |
重量 | 約534g |
LEKI(レキ) ブラックシリーズFXカーボン
最新の技術が詰まったコルクグリップがおしゃれな最高級品
全シャフトカーボンで軽量化を実現。収納方式は折りたたみ式で、ザックにすっぽり収まります。
さらにグリップには『AERGON AIR』搭載で利便性も抜群。
質感の高いブラックのボディに、コルクのグリップを採用しており、かなりの高級感が目を惹きます。
デザイン・機能性・携帯性、全てにこだわったハイエンドモデルです。
シャフトの形状 | I型 |
シャフトの材質 | カーボン |
収納方式 | 折りたたみ式 |
重量 | 約456g |
LEKI (レキ) UL スーパーレジェンド AS
レディースT型グリップならこれで間違いなし!
女性用T型グリップで大人気のUL スーパーレジェンド AS。
普段のお散歩や、平坦な道のライトハイクまで幅広く足腰の負担を軽減してくれます。
扱いやすいテレスコーピング式で収納も楽々です。
シャフトの形状 | T型 |
シャフトの材質 | アルミ |
収納方式 | テレスコーピング式 |
重量 | 約224g |
【まとめ】自分に合ったトレッキングポールで快適なトレッキングを!
今回はトレッキングポールの選び方について解説しました。
選ぶ時のポイントは
- グリップの形状
- シャフトの材質
- 収納方式
- 使用サイズ
の4つです。
のんびり緩やかな道をハイキングしたいのか、富士登山がしたいのかなど、使用するシーンをイメージしてから選ぶようにしましょう。
うまく使えばトレッキングをより快適にしてくれる、とても便利な道具です。
この記事を参考にしていただき、自分にピッタリのトレッキングポールを見つけてくれたら嬉しく思います。
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