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【初心者向け】失敗しないトレッキングシューズ(登山靴)の選び方

こんにちは、イノウエです。

今回は

「トレッキングってやったことないけど楽しそう!始めてみたい!」
「友達に誘われて山登りすることになったけど何も持ってない…」

そんな方に向けて、トレッキングを楽しむために欠かせないアイテムの1つ『トレッキングシューズ』について解説します。

初心者の方で

  • トレッキングシューズってどうやって選べばいい?
  • そもそもトレッキングシューズって?
  • どんな商品があるの?

といった事でお悩みの方はけっこう多いです。


登山やトレッキングは『歩くスポーツ』と言われており、トレッキングシューズ選びはとても重要になります。

理由は、自分の足に合わないシューズで歩き続けていると、すぐに疲れてしまったり、靴擦れや捻挫などのケガをする原因となってしまうからです。

日帰りで低山をトレッキングするとしても、大体4時間〜8時間は、滑りやすかったり、ボコボコだったりと歩きづらい登山道を歩き続ける必要があります。

靴が合ってないとトレッキングはただ辛いだけ

そこでこの記事では

そもそもトレッキングシューズとは?
トレッキングシューズの選び方

初心者でも分かりやすく解説
後半では、人気の商品を紹介します。

この記事を読んで、トレッキングシューズ選びの重要性と選び方を知り、トレッキングを120%楽しんでください!

目次

トレッキングシューズとは?

トレッキングシューズの選び方を解説する前に、そもそもトレッキングシューズとはどういったものなのかを説明していきます。

トレッキングには必須のアイテム

トレッキングシューズは、トレッキングをする上で最低限必要な道具です。

理由は、登山道は街中の舗装されて歩きやすい道とは大きく異なるから。

例えば車のタイヤでも

  • 一般道→ノーマルタイヤ
  • 雪道→スタッドレスタイヤ
  • サーキット→レース用タイヤ
  • オフロード→マッドタイヤ


といったように路面の状態によって、それぞれに適したタイヤがあります。
靴も同じで、サッカーならスパイク、ジョギングならランニングシューズといった感じです。トレッキングにも適した靴があり、それが『トレッキングシューズ』です。

登山道は、アスファルトと違って平らではなく、柔らかい地面を登ったり、下ったり、時には滑りやすい岩の上を歩いたりと、路面の状況はさまざま。

トレッキングシューズは、そんな登山道でも疲れにくく、ケガをしにくいように必要な機能が備わっています

トレッキングを快適に楽しむために、絶対に用意しておきたいアイテムです。

トレッキングシューズの特徴


トレッキングシューズは、スニーカーなどの日常的に履く靴とどういった違いがあるのか、分かりやすく解説していきます。
違いを理解することで、実際にトレッキングシューズを選ぶときに、チェックすべきポイントが明確になります。

ソール(靴底)が硬い


スニーカーやランニングシューズは、舗装された平坦な路面で歩きやすいように作られているため、手で曲げてもぐにゃぐにゃとなるほどソールが柔らかいです。


一方登山道は、当然アスファルトなどは敷かれておらず、路面がボコボコした場所や、ゴツゴツした岩場を歩くので、ソールが柔らかいと路面の起伏で足に余計な負担がかかってしまいすぐに疲れたり、ケガの原因となってしまいます


ソールが硬ければ、起伏がある路面の影響を抑えて歩行できるので、足への負担が少なく、快適にトレッキングを楽しむことが出来ます

防水性が高い


山の天気は変わりやすく、さっきまで晴れていたのに急に雨が降ってきたりすることがよくあります。

靴の中が濡れてしまうと、

  • なにより不快
  • 靴下が水を含んで重たくなる
  • 靴擦れをおこしやすい


など、悪いことだらけです。


そうならないために、トレッキングシューズは、防水性が高い素材で作られているものが多いです。
メーカーやモデルによって異なりますが、例えば『ゴアテックス』という防水性と透湿性に優れた素材が採用されていたり、本格的な登山靴であれば、縫い目を極力減らすなど、細部まで工夫されていたりします。

トレッキングシューズの選び方

トレッキングシューズの選び方ですが、一番大事なのは『用途に合ったものを選ぶこと』です。

  1. 舗装された起伏の少ない林道を歩く程度
  2. 低山を日帰りトレッキング(軽登山)
  3. 標高が高い雪山を何泊もして頂上を目指す(重登山)

1と3では選ぶべきものが全く異なります。

例えば『富士登山』なら2と3の間といったイメージでしょうか。

それではトレッキングシューズの選び方を深掘りしていきます。

カット(足首部分)の高さ


まずは靴の形による選び方です。

カットとは、足首を覆う部分のこと!


その役目は、足首をホールドすることで捻挫を予防したり、小石や水が靴の中に入るのを防いだりすることです。
トレッキングシューズにおいては、以下の3種類があります。

  • ローカット
  • ハイカット
  • ミドルカット

出典:キャラバン公式

それぞれの特徴を説明し、どんなシーンに合うかも解説するので、参考にしてみてください。

ローカット

  • くるぶしが出る、スニーカーのような形状
  • 足首が自由に動くので、歩きやすい
  • ケガのリスクが高いので、初心者には不向き
  • 比較的安価なものが多い
こんなシーンにオススメ

整備された平坦な道
ハイキング
キャンプ

ハイカット

  • くるぶしを完全に覆い、足首をしっかりとホールド
  • 重い荷物を持っていても安定しやすい
  • 靴自体が重く、平地を歩くには向かない
  • 比較的高価なものが多い
こんなシーンにオススメ

雪道や岩場など難所が多い
日帰り~数泊の登山
低山のトレッキング

ミドルカット

  • くるぶしが隠れる程度
  • 適度に足首をホールドしケガのリスクを低減
  • ハイカットと比べ、歩きやすい
  • 汎用性が高い
こんなシーンにオススメ

日帰りの低山トレッキング
山小屋泊の登山
ハイキング

ソール(靴底)の硬さ


ソール(靴底)の硬さも、トレッキングシューズを選ぶ際、とても重要です。
カット高と同様に、歩く道に合ったものを選ばないと、すぐに疲れてしまったり、ケガの原因になってしまいます
例えば、岩場や凹凸の大きい登山道を歩く場合は、硬いソールのほうが安定感が増し、足裏への負担が少なくなります。

出典:キャラバン公式

カット高と同様に、それぞれの特徴と適したシーンを解説します。

柔らかい(ソフト)

  • スニーカーより少し硬い程度
  • 地面の凹凸が足裏に伝わりやすい
  • 普段履きの感覚で履ける
こんなシーンにオススメ

整備された平坦な道
ハイキング
キャンプ

硬い(ハード)

  • 手で曲げてもほとんど曲がらない
  • 凹凸の大きい路面でも安定感が高い
  • 重い荷物を持っていても、足への負担が少ない
こんなシーンにオススメ

岩場の多いコース
1日~数日のテント泊(荷物が重い)
縦走

中間

  • 『硬い』と『柔らかい』の中間の硬さ
  • 適度に曲がるので様々な道で歩きやすく、汎用性が高い
  • 軽い荷物なら、足への負担が少なくなる
こんなシーンにオススメ

日帰り~山小屋泊の登山(荷物が軽い)
整備された登山道のトレッキング
ハイキング

登山用品店で自分に合ったサイズを調べる

サイズ選びは快適にトレッキングをするためにとても重要になります。
サイズの合わないトレッキングシューズを履いていては

  • 靴擦れ
  • 指先の痛み
  • 足のしびれ
  • すぐに疲労が溜まる


など、トレッキングの時間が長くなるほどつらい思いをしなければならなく、楽しさも半減してしまいます。
なのでトレッキングシューズを購入する際は、必ず登山用品店で試し履きをしてみてから、自分に合ったサイズのものを見つけるようにしましょう。


一番大事なのは

デザインだけで選ばず、少なくとも3足くらいは履き比べてみる

ということです。
例えば、普段の靴のサイズが25cmだったとして、同じ25cmでも靴内部の形状はメーカーによって様々です。
日本人の足は、欧州人に比べ甲高・幅広だと言われています。
なので、欧州メーカーのトレッキングシューズは、日本のメーカーのものと比べ、内部が細いものが多いです。
 (中には日本人向けに幅が広く作られていたり、日本人でも足が細い人もいるので、欧州メーカーがダメだと言うわけではありません)
最初の1足は、専門知識を持った店員さんに相談しながら、数足履き比べて選ぶようにしましょう!

試し履きする際のチェックポイント


予備知識として、お店で試し履きする際のチェックすべきポイントをまとめておきます。

  • 感覚的に自分の足にフィットしているか
  • 足幅・甲は適切か(当たって痛くないか)
  • 足を上げ下げした際かかとが浮き上がらないか
  • 下り道でつま先に余裕があるか
  • 足首に違和感はないか
  • 傾斜を歩く際靴の中で足がずれないか


などを、しっかりとチェックしていきましょう。
登山用品店なら、山道を再現した『傾斜台』があるので、実際に歩いてみて店員さんに相談しながらしっくりくるものを見つけられますよ。


出典:クラブログ

人気のトレッキングシューズを紹介

ここからは、トレッキングシューズの人気商品を紹介します。
どれも一流メーカーのもので、よく選ばれている商品なので、この中から選べば失敗しにくいですよ!

ローカット

MERRELL(メレル)  Moab 3 Synthetic Gore-Tex

1981年アメリカで創業したMERRELL(メレル)
こちらのMOAB(モアブ)シリーズは、MERRELLを代表する人気商品で、2007年の発売以降、進化を続けながら世界中2800万人の脚を支え続けている
イタリアの大手メーカーVibram(ヴィブラム)製のソールを採用、履き心地の良いEVAフォームのミッドソール、透湿性・防水性に優れたGORE-TEX(ゴアテックス)を使用したボディと、機能性抜群です。
目を惹くおしゃれなデザインに、これだけの機能を備えていながら、比較的リーズナブルな価格なので、初めての一足におすすめの商品です。

THE NORTHFACE(ザノースフェイス) VECTIV fastpack FETURELIGHT 

言わずと知れたアウトドアメーカーTHE NORTHFACE(ザノースフェイス)のローカットトレッキングシューズ。
大きな特徴は軽量であること。それにメーカー独自の防水素材FUTURELIGHTを採用しているので雨や水が気になりません。
レディースモデルもあり、ライトハイクを楽しむ女性から多くの支持を得ています。

THE NORTHFACE(ザノースフェイス) VECTIV fastpack FETURELIGHT

レディースはこちら

【ウィメンズ】THE NORTHFACE(ザノースフェイス) VECTIV fastpack FETURELIGHT

ハイカット

MAMMUT(マムート) Ducan High GORE-TEX

1862年、スイスで誕生したMAMMUT(マムート)。機能性の高い製品は世界中のハイカーやアルピニストから高い評価を得ています。
こちらのDucanは、MAMMUTを代表するトレッキングシューズで、ライニングに防水素材の代名詞GORE-TEXを採用。
また、Vibram製のソールはあらゆる路面で高い安定性を実現します。
高い機能性と信頼のブランド力で、世界中で支持されている名品です。

MAMMUT(マムート) Ducan High GORE-TEX

ミドルカット

CARAVAN(キャラバン) C1_02S GORE-TEX

日本人に向けた、日本のアウトドアフィールドにフィットするギアを開発するCARAVAN(キャラバン)
そのCARAVANを代表するモデルであるC1_02Sは、初めての一足として履きやすいように設計されています。
ライニングにはGORE-TEXを採用。独自開発のキャラバントラックソールは悪路でもしっかりとグリップがきき、安全です。
低山ハイクから富士登山まで、この商品選んでおけば間違いないでしょう。

KEEN(キーン) PYRENEES 

2003年にアメリカで創業したKEEN(キーン)。サンダルで馴染みのある人もいるかと思いますが、こちらはオールレザーで、街履きでも映えるクラシカルなトレッキングシューズです。
機能面も充実で、独自の透湿防水素材「KEEN.DRY」を採用。雪山でも暖かく、靴の中を濡らしません。
おしゃれなトレッキングシューズをお探し方におすすめです。

adidas(アディダス) テレックス AX4 ミッド GORE-TEX ハイキング

adidasのトレッキングシューズ、テレックス AX4 ミッド GORE-TEX ハイキングは、高いコストパフォーマンスでエントリーシューズとして大人気です。
特徴は、軽量なので足運びがスムーズなこと、ライニングにGORE-TEXを採用しているので、雨やぬかるんだ道でも安心。
ソールはContinental(TM)ラバーを採用、どんな路面でもしっかりとグリップがききます。

テレックス AX4 ミッド GORE-TEX ハイキング

【まとめ】自分に合ったトレッキングシューズで快適に山を楽しもう!

今回は、これからトレッキングを始める方に向けて、トレッキングシューズの選び方を解説しました。

ポイントは

用途に合ったカット高を選ぶ
用途に合ったソールの固さを選ぶ
試し履きをしてピッタリのサイズを探す

の3つです。

自分にピッタリの1足を見つけて、トレッキングを楽しんでください!

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