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【初心者向け】登山用リュック(ザック)の選び方!|人気商品を紹介

こんにちは、イノウエです。

  • これから登山やトレッキングをしたいと思っている
  • 知人に誘われて山登りすることになった
  • アウトドアが大好き


そんな人に向けて登山リュック(ザック)の選び方を初心者目線で解説します。

登山用リュックは『バックパック』や『ザック』と呼んだりしますが、明確な定義はないため、この記事では誰にでも分かりやすいよう『登山リュック(ザック)』で統一します。

登山リュック(ザック)が気になっている人で

色々あってどれを選べばいいかわからない
普段使っているリュックとどこが違う?
おすすめがあれば教えて!


と思っている人、多いです。


実際、Amazonで『登山 ザック』と検索してみると、90,000以上の商品がヒットします。

いきなりその中から自分にピッタリのものを見つけるのは至難の業…


そこで今回は

  • 登山リュック(ザック)の必要性
  • 登山リュック(ザック)の特徴
  • 登山リュック(ザック)の選び方


を、初心者にも分かりやすく解説

この記事を読むことで、あなたが選ぶべき登山リュック(ザック)は、どんなものなのか知ってもらえます

後半では、これから登山をはじめる人におすすめの人気商品を紹介するので、参考にしてみてください!

目次

登山リュック(ザック)が必要な3つの理由

大前提として、登山リュック(ザック)は、これから登山やトレッキングをするなら絶対必要な道具

『シューズ・レインウェア・登山リュック(ザック)』は登山やトレッキングにおける3種の神器といわれています

理由は、山中は街中とは環境が大きく異なるから。

・足場が不安定
・天気が変わりやすい
・コンビニなんてない

そんな山中でも長時間、快適に歩けるように作られています。

登山リュック(ザック)を持つメリットは、大きく3つ

両手が開く
重くても負担になりにくい
さまざまな便利機能

それぞれ解説していきます。

①両手が開く

登山やトレッキング中は、両手が開いていないとかなり危険です。

理由は、不安定な道を歩くので、荷物を手で持っていると、バランスを崩し転んだ時、ケガのリスクが高いから
小学生がランドセルを使用するのも同じ理由です。

さらに、コースによっては岩を登ったり下りたりする場面もあります。
そんな時、手提げかばんだと、クライミングやボルダリングを片手でやるようなもの。
一気に難易度があがってしまいますね。

さらに両手が開いていれば『トレッキングポール』を使用することもできます。

↓トレッキングポールについてはこちら↓

登山やトレッキングを満喫し、無事に下山するためには、安全が第一ということです。

②重くても負担になりにくい工夫

山中は、街中とは環境が大きく異なるため、しっかりとした準備が必要です。
日帰りの登山やトレッキングであっても、最低限

・レインウェア
・炊事道具
・食料
・水筒
・着替え(秋冬なら防寒着)

は必携。

一泊以上の登山なら、さらに荷物は増えます。

なるべく軽量化はするけど、そこそこの重さになっちゃうもの

そこで登山用リュック(ザック)は、重い荷物を背負って長時間歩いても身体の負担になりにくいよう、肩のベルトだけでなく、胸前や腰にもベルトがついていて、重量を各所に分散することで「荷物重くて肩が痛い」といったことを防止。

また、しっかりと身体にフィットするような工夫もされているので、安定性が高くなり、負担の軽減につながります。

そんなメリットを最大限に活かすためにも、自分にあった登山リュック(ザック)を選ぶことはとても重要です。

③普通のリュックにはない機能がたくさんある

登山リュック(ザック)には、普段使いのリュックにはない、登山やトレッキングを快適に楽しむためのさまざまな便利機能が備わっています
例えば

さまざまなサイズのポケット
雨蓋(あまぶた)
耐久性に優れた素材

などなど。
詳細は後述します!

登山リュック(ザック)ならではの特徴

登山リュック(ザック)と普段使いのリュックでは、形状こそほとんど同じですが、細かなディティールなど異なる部分が多くいです。
なぜなら、登山リュック(ザック)は、登山やトレッキングを快適にするために作られているから

普段使いのリュックにはない、登山リュック(ザック)ならではの特徴

  1. ウエストベルト・チェストベルト
  2. 高機能な背面パット
  3. 多数のポケット
  4. 雨蓋
  5. 耐久性・防水性に優れた素材

の5つ。

それぞれ解説していきます。

①ウエストベルト チェストベルト

筆者撮影

登山リュック(ザック)には、肩だけでなく腰や胸前にもしっかりとしたベルトが備わっています
軽いハイキングならまだしも、登山やトレッキングをするとなると、どうしても荷物は重くなってしまうからです。
そこで、ウエストベルトやチェストベルトを使い荷物の重量による負担を分散させます

肩だけでなく腰や胸でもリュックを持つようなイメージ

他にも、登山リュック(ザック)の高さや厚み調整して、荷物が少ない時でも身体にフィットし安定させる『コンプレッションベルト』などのベルトもあります。

②高機能な背面パッド

筆者撮影

登山リュック(ザック)には、普段使いのリュックに比べ、高機能な背面パッドが採用されていることが多いです。

それにより

背中にフィットして疲れにくい
通気性の良い素材や構造でむれにくい

といった効果が期待できます。

③多数のポケット

ポケットの場所や大きさはメーカーやモデルによってさまざまですが、便利で機能的なポケットがたくさんあります

例えば

ペットボトルを入れたりトレッキングポールを収納するサイドポケット
行動食などをいれておけばすぐに取り出せるウエストベルトのポケット
その他背面ポケット

など。

荷造りするたびに

こんなところにもポケットあったんや(笑)

となるくらいたくさんあります。

どこになにをいれるかはないルールはないので

「行動食はすぐ取り出せるようウエストベルトのポケット」
「絆創膏は使用頻度が低いから気室内のポケット」

など、自身が使いやすいように色々試してみましょう。

④雨蓋(あまぶた)

出典:Amazon

モデルによって異なりますが、本体の上部が『雨蓋』になっているものがあります。

30L以上のモデルは、雨蓋タイプが多い

雨蓋の役割は

開口部から雨が入るのをある程度防いでくれる
雨蓋自体に荷物がしまえる

雨蓋つきのモデルは、開口部が巾着状になっています。

一方、ファスナーで開閉する『パネルローディングタイプ』もあり、どちらを選ぶかは人それぞれです。

後ほど詳しく説明します。

⑤耐久性や防水性に優れた素材

普段使いのリュックはデザイン性を重視しているので、布や合皮などさまざまな素材で作られているのに比べ、登山リュック(ザック)は、耐久性・防水性・軽量といった機能性を重視した素材で作られているのが特徴です。

具体的にはナイロンなどの化学繊維で、それらが用いられることで軽い、雨でも浸水しにくい、枝がひっかかっても破れないなどさまざまなメリットがあります。

登山リュック(ザック)の選び方

ここからは、登山リュック(ザック)の選び方について詳しく解説していきます。

登山リュック(ザック)選びで最も重要となるポイント

  • 容量
  • サイズ

の2つ。

もちろん他にも選ぶ際のポイントはあるので解説しますが、中でもこの2つは登山やトレッキングの快適さに直結するので、超重要
選び方を理解することで、数ある商品のなかからあなたが選ぶべきものを数点まで絞り込むことが可能です。

それではひとつずつ、詳しく解説していきます。

『容量』は登山スタイルで選ぶ

一つ目の重要ポイントは『容量』です。

リュック内の積載容量は『L(リットル)』で表される

まずはあなたがどんな山で、どんな登山やトレッキングがしたいか、イメージしてみてください。

①頂上を目指さない比較的平坦な場所でのハイキング
②日帰りのトレッキング
③山小屋泊を想定した一泊程度の登山 (富士登山はこれ)
④テント泊をする登山(一泊~北アルプスの縦走など)

なんとなく「今のところ自分はこれかな」とイメージしてもらえたでしょうか。

なぜこんなことを聞いたかというと、登山スタイルによって必要な登山リュック(ザック)の容量が変わってくるから

例えば【②日帰りトレッキング】までなら『レインウェアと炊事用品』が主な持ち物として考えられますが、【③山小屋一泊程度の登山】は3,000mクラスの山への登山が想定されるので、頂上付近の気温は夏でも0℃に近く『防寒着』も必携。
なので【②日帰りトレッキング】よりも容量の大きいものが必要になります。

おそらくこの記事の読者は②〜③を想定した人が多いのでは?

それぞれに必要な容量は以下のとおり

シチュエーション推奨する容量
①ハイキング  ~20L
②日帰りトレッキング20L~35L
③山小屋1泊(富士登山)30L~40L
④山小屋複数泊、テント泊50L~

結論、30L前後の登山リュック(ザック)なら汎用性が高く、①②の登山スタイルや普段使いにも使えて、初心者におすすめ!
もちろん日帰りしか考えていない人は ②でも十分です。

④は初心者にはハードルが高いので、今後必要になったときに入手すればいいと思います。

記事後半では、②③の登山リュック(ザック)を中心に人気商品を紹介します!

『サイズ』は自分の身体に合ったものを選ぶ

意外と知られていませんが、登山リュック(ザック)には、服や靴のように『サイズ』が存在します。
メーカーやザックによりますが、同じモデルでもS、M、Lなど用意されているのが一般的です。なかには女性用サイズがあるものも。

サイズ調節できるモデルもあり、めっちゃ便利です

サイズが変われば、フィット感やウエストベルトの位置が変わってくるので、快適さに直結するとても重要なポイント
特にウエストベルトの位置は超重要
なぜなら、理想的な重量の負担の比重は、『肩3:腰7』といわれるぐらいで、「荷物は腰で持つ」といっても過言ではないからです。
それでは具体的なサイズ選びの方法を解説していきます。

①自身の『背面長(トルソー)』を知る

まずは、あなたの『背面長(トルソー)』を計測し、知っておきましょう。

『背面長(トルソー)』とは、第7頸椎骨から骨盤の上部のこと

②自身の背面長(トルソー)に合うサイズを知る

自身の背面長(トルソー)を計測したら、次は気になっている商品で、自分に合うのはどのサイズなのか調べます。

メーカーやモデルにより表記が異なるので、気になる商品ごとに適応サイズを知る必要がある。

例えば

出典:OSPREY公式

といったかんじ。
この中から、自分に合うサイズはどれなのか選択します。

背面長50cmの人が、『イーサープロ』が欲しければ、Mサイズを選びましょう。

サイズが合っていないと、ウエストベルトの位置が適正でなくなり、重量による負担の分散がうまくいかないので、疲れる原因になってしまいます

その他

前述の重要ポイント2つ以外にも、選び方で知っておいたほうが良いポイントがあるので解説します。
以下は商品ごとにあったりなかったり、名称や構造がさまざまなので、自分が気になる商品に選択肢があれば決定していく必要があります。

雨蓋かパネルローディングか

出典:Amazon
出典:Amazon

どちらを選ぶかは人によってバラバラですね…

メリットとデメリットは以下のとおり

 雨蓋パネルローディング
開口部からの雨の侵入を防ぐ荷室の物の出し入れが簡単
メリット収納になっており、物が入れられる開口部が大きく開く       
壊れる心配がない
 雨蓋パネルローディング
荷室の物の出し入れがめんどくさい開口部から雨が入りやすい
デメリット開口部が比較的せまい雨蓋タイプに比べ、収納が減る     
ファスナー部分が壊れる心配がある   

本当に『好み』の部分が大きいので、一概にどちらがいいとは言えないですが、個人的には初心者なら、パネルローディングタイプが良いのではないかと思います。
理由は、慣れるまではどうしても荷物の出し入れが増えてしまうからです。

筆者が初心者だったころ、何度も登山リュック(ザック)を降ろしては荷室をごそごそとほじくりかえすことが多かったので…

メリット・デメリットを知り、自分にはどちらが合うか検討してみてください。

背面パッドの構造

各メーカーで名称は異なりますが、より背中と密着する部分の通気性を良くし、蒸れにくくなるよう工夫されたモデルもあります。

メッシュが多く使われていたり、空間を作って通気を良くするものなどさまざまです。

汗かきの人は要チェック!

人気の登山リュック(ザック)を紹介!

20L~30Lの人気商品

karrimor(カリマー) タトラ20

karrimor(カリマー)は、1946年創業、イギリスの老舗アウトドアブランド。
特にリュックサックは高い評価を受けており、多くの登山家から支持されている。

容量20L
サイズ展開ワンサイズ
開口部雨蓋

GREGORY(グレゴリー) ズール30

GREGORY(グレゴリー)は、1977年にアメリカで創業したバッグメーカー。
高い機能性と、洗練されたデザイン性で、若者にも人気です。

容量30L
サイズ展開
開口部パネルローディング

31L~40Lの人気商品

GREGORY(グレゴリー) メイブン35(レディース)

容量35L
サイズ展開ワンサイズ(調整可能)
開口部雨蓋

THE NORTH FACE(ザ ノースフェイス) テルス35

THE NORTH FACE(ザ ノースフェイス)の『テルス』シリーズは2010年の誕生から、売れ続けている鉄板モデル。
現在は6代目。日本の山で快適に使用できるよう進化し続けている。

容量35L
サイズ展開WM/M/L
開口部雨蓋

【まとめ】自分にピッタリの登山リュック(ザック)で快適な山登りを!

今回は登山リュック(ザック)の選び方について解説しました。

選び方の重要ポイントは

・容量
・サイズ

の2つ。

どちらも快適に登山やトレッキングをするためには欠かせません
あなたにピッタリの登山リュック(ザック)で、山遊びを満喫してください!!

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